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香港国際映画祭が開幕 新旧300作品が上映

 

今回の姜監督の回顧展では、「太陽の少年」、「鬼が来た!(鬼子来了)」(2000年)、「陽はまた昇る」、「さらば復讐の狼たちよ」の4作品が全て上映される。これらのチケットが発売されると、一瞬で完売となった。うち、2作品はデジタルリマスター版で、香港初上映となるため、チケットを手に入れるのは困難な状況となっている。

同4作品に加えて、今年12月18日に公開されることが決まっている姜監督の新作「一歩之遥(Gone With The Bullets)」も、「イースターエッグ(隠しコンテンツなどを組み込む手法)」として観衆に披露されるといい、ファンらの期待が高まっている。

ベルリン国際映画祭受賞作品も顔をそろえる

同映画祭では、今年2月の第64回ベルリン国際映画祭で最高賞にあたる金熊賞と銀熊賞(最優秀男優賞)をW受賞した「Black Coal、Thin Ice(原題:白日焰火)」(刁亦男・監督)をはじめ、銀熊賞(芸術貢献賞)を受賞した「推拿(ブラインド・マッサージ)」(婁燁監督)、銀熊賞(最優秀女優賞)を受賞した「小さいおうち」(山田洋次監督)など、話題作も上映される。「白日焰火」は中国大陸部で既に公開されているが、「推拿」の公開時期はまだ決まっていない。

国宝級の巨匠・山田監督(82)の「小さいおうち」は、ある「密やかな恋愛」について回顧する物語で、昭和初期から次第に戦況が悪化していく中、東京の中流家庭の生活が描かれる。日本の映画監督たちの社会に対する思いや歴史に対する責任感が詰まっている。

仏の大物女優イザベル・ユペールも登場

中国とフランスの国交正常化50周年を記念し、カンヌ国際映画祭で女優賞を2度受賞しているフランスの女優イザベル・ユペールが香港を訪問し、出演する最新作の上映後、ファンの前に登場する計画となっている。

そのほか、デンマークの巨匠・ラース・フォン・トリアー監督の女性性癖者を描いた作品「Nymphomaniac」もアジアで初めてベールがはがされる。 (編集KN)

 

「人民網日本語版」より 2014年3月26日

 

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