文・写真＝王衆一

3月22日、日本僑報社主催の新刊発表会が北京で行われ、各分野の学者および中国と日本のジャーナリストたち40人ほどが『中国の未来』『中国のグリーン・ニューディール』『「紅の軍」長征史詩』という3冊の新書をめぐって話を交わし、日本僑報社社長・編集長段躍中氏と、新書の作者３人が発表会でそれぞれあいさつした。

あいさつをしている金燦栄氏

『中国の未来』は中国人民大学教授金燦栄氏をはじめ６人の執筆者によって共著されたもので、国際関係学の第１線に活躍している著者たちが、現代中国が抱える数多くの難題と矛盾と政府の対応策を克明に分析していた。

あいさつをしている胡鞍鋼氏（右端）

『中国のグリーン・ニューディール』は中国の著名な経済学者、清華大学国情研究センター主任の胡鞍鋼氏が提言する「グリーン成長」戦略の全貌を伝える話題の一冊で、中国企業の実践例に踏まえて氏の主張を展開し、エコロジー活動理論「緑色発展」（グリーン成長）戦略と実践の歩み、今後の展望を世界に向けて発信している。

あいさつをしている何輝氏

『「紅の軍」長征史詩』は、中華人民共和国成立につながる共産党軍の歴史的転戦「長征」の過酷な道のりを叙事詩化した中国伝媒大学教授何輝氏の作品で、厳かで飾り気のない優雅な調子で、「長征」と主人公の素朴で尊い精神を描いた。

中国の現在を知るためになるいい本を日本語版で発行することにより、中日両国の草の根の交流をさらに推進したいと、段躍中氏は出版意図を説明していた。

人民中国インターネット版　2013年3月26日