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中国:ギャラ高騰でドラマに復帰する映画スター

 

ドラマ業界は深刻な「バブル」状態

王副会長は、「現在、ドラマの製作量が過度に増加していることを懸念している。中国では3年連続で、ドラマの製作量が1万5000話を超え、新作ドラマも3年連続で8000-9000話の間となっている。しかし、これは同業界に『バブル化』をもたらし、新作ドラマの半分は製作終了後、放送されることなく『お蔵入り』となっている。昨年、中国で『お蔵入り』になったドラマは計8000話。完全な『バブル』状態」と指摘した。

この点、上海東方伝媒集団(SMG)の影視劇センターの王磊卿・主任は、「製作費が増加の一途をたどっているドラマの製作は一種のギャンブルになっており、リスクが大きい。1年で8000話のドラマが日の目を見ることもなくお蔵入りになっているということは、多くのドラマが元手を取り戻すことができないという大きなリスクに直面しているということ。実際には、欧米諸国や日本、韓国などのドラマには、多くの新人役者が起用されており、これが役者のギャラより脚本家の報酬が高い原因の1つ。そして、一方の映画には、ドラマ出演でブレークした役者が起用されている。それに対して中国の一流の役者がドラマ界に逆流しているという現象は、出演料の高騰が原因」との見方を示している。

しかし、多額の資金を投じればドラマのクオリティを向上させられるかと言えば、決してそうではない。例えば、「史上製作費が最も高いドラマ」との触れ込みだった「楚漢伝奇」には、数々のヒットドラマを手がける高希希(ガオ・シーシー)監督や人気俳優の陳道明(チェン・ダオミン)らが起用されたが、目を覆いたくなるような視聴率だった。(編集KN)

 

「人民網日本語版」より 2014年4月8日

 

 

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