再び春が巡ってきたが、第4回北京国際映画祭が16日夜に開幕した。今年、この年若い映画祭は4年目を迎え、組織委員会がわざわざ招待しなくても多くの参加者が集まるようになった。数多くの有名監督や業界エリートを含む国内外の多くの映画関係者が参加している。中国日報網が伝えた。
映画祭にはどのような有名人が登場するのだろう。国内外の作品260本は観客のどんなサプライズをもたらすのだろう。国内外の映画関係者の交流はどのような火花を散らすのだろう。今後1週間にわたり、そのベールが剥がれる。
コンペティション部門「天壇賞」を受賞するのは誰か
今年は「天壇賞」設立から2年となる。有名な呉宇森(ジョン・ウー)監督が今回の「天壇賞」の審査委員7人を率いるが、若い陸川(ルー・チューアン)監督や寧浩(ニン・ハオ)監督もその中に含まれている。
審査委員会の外国人メンバーにはスペインで最も尊敬されているプロデューサーの一人、アンドリュー・ゴメス(Andrews Vincent Gomes)氏やイタリアの有名女優のマリア・グラツィア・クチノッタ(Maria Grazia Cucinotta)、仏の有名監督、フィリップ・ミュイル(Philippe Muyl)監督、インドの有名監督、Rajkumar Hirani監督らが含まれる。
今回の「天壇賞」コンペティション部門には、香港映画金像賞を受賞したばかりの「一代宗師」(グランド・マスター)や「中国合夥人」(American dreams in China)、シンガポール映画の「爸媽不在家」(ILO ILO)、韓国の大作「ソウォン」といった海外監督の多くの新作など15本がノミネートされている。
コンペティション部門である「天壇賞」には80カ国以上から作品837本が寄せられ、その中のノミネートされた15本から10の賞が選ばれる。
IMAX大作の「視覚の祭典」
今年の映画祭では初めて「開幕映画」が設置され、また映画上映では「IMAX大作」、「修復映画」といった多彩な映画上映活動も行われ、より多くの観客に映画の楽しみをもたらす予定だ。
映画祭期間中は国内外の作品260本が北京で上映される。アカデミー賞受賞監督のアルフォンソ・キュアロン氏、オリバー・ストーン氏、仏の有名監督、ジャン=ジャック・アノー氏、女優のレア・セドゥ、張芸謀(チャン・イーモウ)監督、章子怡(チャン・ツィイー)、梁家輝(レオン・カーフェイ)といった国内外の有名な映画関係者がレッドカーペットや新作上映などに姿を見せた。
仏の「美女と野獣」が今回のオープニング作品として上映された。「トランスフォーマー」シリーズ、「ミッション・インポッシブル」シリーズなど多くのIMAX作品、ミュージカル映画、ドキュメンタリー、アニメといった様々なタイプ、多くの国、テーマ、スタイルの映画が数多く上映され、観客を楽しませる。
中国映画史上の有名作品「労工之愛情」、「新女性」、「小城之春」、「万家灯火」がデジタルリマスター版として「修復映画」部門で上映される。
「全産業チェーン」の業界コミュニケーションのプラットフォーム
業界関係者にとって、映画祭への参加はより魅力的だ。「国内外の映画協力フォーラム」、「グローバル3D映画シンポジウム」、「アニメ映画の芸術と技術」、「ハリウッド映画マスタークラス」といった業界関係者が参加する一連のフォーラムやイベントは、北京国際映画祭を単なる「スターのショー」ではなく、より内実のある業界交易の場にしている。
北京国際映画祭映画市場プロジェクト部の陳彩雲ディレクターによると、今回の映画市場の参加企業数は前回に比べて20%増の248社で、そのうちグローバル企業は125社に増え、取引額は100億元を突破する見通しだ。
今年、北京国際映画祭の映画市場では初めて「映画的要素」というコンセプトを打ち出し、著作権取引を重視すると同時に、取引主体を映画の産業チェーン全体に拡大する。 (編集YH)
「人民網日本語版」より 2014年4月17日
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