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中国 国産アニメ映画が急成長 興行収入1億元時代に

 

 劇場版「熊出没之奪宝熊兵」

中国では近年、国産アニメ映画が急速な発展を見せ、今後2、3年のうちに、中国の映画興行収入の10分の1を占めるようになると期待されている。新華網が報じた。

中国国家新聞出版広播電影電視(ラジオ・映画・テレビ)総局映画局の周建東・副巡視員は、浙江省杭州市でこのほど開催された第10回中国国際アニメフェスティバルにおいて、「かつては、輸入アニメ映画が中国の同分野の興行収入のほとんどを占めているというのが現状だったが、ここ数年でそれが打破されようとしている。国産アニメ映画が頭角を現しており、興行収入が1億元(約16億5千万円)を超える作品も出ている」と語った。

2013年、中国の人気アニメ・喜羊羊与灰太狼(シーヤンヤンとホイタイラン)の劇場版「喜羊羊与灰太狼之喜気羊羊過蛇年」が興行収入約1億2000万元(約20億円)を記録したのに続き、今年の第1四半期(1-3月)、人気アニメ・熊出没の3D劇場版「熊出没之奪宝熊兵(Boonie Bears: To the Rescue!)」が興行収入2億4800万円(約41億円)を記録。中国国産アニメ映画の興行収入記録を塗り替えた。

周副巡視員によると、13年、中国では国産アニメ映画29本が上映され、興行収入は前年比48%増の計6億4600万円(約107億円)と過去最高を記録した。うち、興行収入5000万元(約8億2500万円)以上だったのは6作品で、アニメ映画の興行収入は中国の総興行収入の5.2%を占めた。中国の国産アニメ映画は今や、ハリウッドのアニメ映画と市場を二分するようになっている。

北京映画学院アニメアート研究所の研究員、袁梅氏は、「中国の国産アニメ映画市場は現在、『喜羊羊』時代から、『熊出没』時代へと移行している。国産アニメ映画は現在、高度成長期に入り、過去と比べて製作レベルが向上しているだけでなく、視聴者も低年齢の子供だけではなくなってきている」と分析している。(編集KN)

 

「人民網日本語版」より 2014年5月5日

 

 

 

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