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上海国際映画祭が開幕 1099作品がエントリー

 

第17回上海国際映画祭が14日、上海大劇院で開幕し、国内外の映画関係者ら約400人がレッドカーペットを歩いて会場入りした。会期は9日間。

21年の歴史をもつ同映画祭は、今年再び記録を更新した。100あまりの国と地域から1099作品がエントリーし、出品作品は1808品に上り、レッドカーペットを歩いた来場者も400人を超えて過去最多だった。最優秀作品賞(金爵賞)には15作品がノミネートされ、ほかにアジア新人賞、メディア賞の選出や携帯電話映画祭などが行われる。

今回の映画祭では多元的な交流の重視を土台として、「アジアに注目、中国語に注目、新人に注目」との位置づけが一層明確にされた。新しいパワーの発掘と育成に高い関心が寄せられ、上海国際映画祭を新しい映画スターが輩出し新しい作品が送り出される大舞台にすること、映画祭の中核的な競争力と国際的な影響力を持続的に高めることが目指された。

開幕式では、大御所女優の秦怡さんが姜文監督に「中国語映画に傑出した貢献を行った者に与える賞」を授与。またジョン・ウー(呉宇森)監督と英国の俳優ヒュー・グラントさんが、米国の女優ニコール・キッドマンさんに「傑出した貢献を行った者に与える賞」を贈った。

今回の開幕式の主役は映画関係者で、作品や関係者をたたえる構成となっており、ジャッキー・チェンさん、韓国のソン・ヘギョさん、フランスのジャン=ジャック・アノーさんがそれぞれ、自分と映画との関わりについてスピーチした。開幕式終了後には、往年の名作「舞台姉妹」の4k版が上映され、同映画祭初のカラー化された白黒映画の上映となった。(編集KS)

 

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