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映画「京城81号」のヒットで人気観光スポットとなった「幽霊屋敷」 | 北京に実在する「幽霊屋敷」を舞台にしたオムニバス・ホラー映画「京城81号(The House That Never Dies)」が18日に封切りを迎えた。ロケ地となった東城区朝陽門内大街81号にある建物には見物客が押し寄せ、長蛇の列を作っている。また、興行収入が18億元(約297億円)を突破する大ヒットとなっている米SFアクション映画「トランスフォーマー4」のロケ地となった重慶市武隆県の天坑(水が上から注ぎ込む形で浸食されてできた竪穴)にも多くの観光客が押し寄せ、大盛況となっている。このような現象に、「映画の観客は観光客となり、トランスフォーマーも幽霊も『観光ガイド』になるのか」、「映画のロケ地になり、人気観光スポットにしようと計画している都市があとどれほどあるのだろう」と驚きの声が上がっている。広州日報が報じた。
「幽霊屋敷」が人気観光スポットに
「京城81号」が封切られて以来、舞台となった幽霊屋敷の付近の住民は、「長年、人影がほとんどなく、古くなって人も住めないあの建物が観光スポットになるとは。入りきれない見物客が炎天下で何十メートルも列を作っている」と目を丸めている。メディアの報道によると、この数百平方メートルの建物は、危険建物になっているにもかかわらず、先週末には数千人の見物客が訪れ、その数は増加の一途をたどっている。
同映画を見て好奇心がそそられ、カメラを手に「幽霊屋敷」に入って5キロに及ぶ地下道で出ると言われる「幽霊」との遭遇を待ち構える若者もいる。
天坑に1日2万人
「トランスフォーマー4」が、飛ぶ鳥を落とす記録的な大ヒットとなり、自然の美しさが際立っていた武隆県のロケ地・天坑も人気観光スポットとなっている。同地を訪れる観光客の数は現在、1日平均延べ2万人以上となっている。過去に同地は、中国映画の巨匠・張芸謀(チャン・イーモウ)監督の「王妃の紋章(原題:満城尽帯黄金甲)」(2007年)のロケ地ともなった。(編集KN)
「人民網日本語版」より 2014年7月22日
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