今回贈呈品に選ばれたドラマには中国語の音声に中国語・英語・スペイン語・ポルトガル語の4カ国語の字幕が付けられた。「失恋33日」が中南米の観衆に受け入れられるか心配でないかと聞かれた滕華濤監督は、「その問題は考えてもみなかった。国家の贈呈品に自分の作品が選ばれたことが名誉だとしか思っていなかった」と笑った。
趙宝剛監督のドラマ「北京青年」は、家庭環境と性格のまったく異なる4人の北京の若者が、自らの理想と愛情を実現するために努力する物語だ。41話の連続ドラマ「老有所依」は、高齢化という問題に対する現代中国社会の考えを扱ったもので、仕事や生活の圧力の下で一人っ子世代がいかに老人扶養の責任を果たしていくかを描き、中国人の色濃い家族愛と親孝行を優先する家庭観を表現している。映画「失恋33日」は、中国人の女性のコミカルな失恋の旅を通じて、中国の若い世代の恋愛観を描いている。
趙宝剛監督はこの知らせを聞いて、国産映像作品の贈呈品の一つとなったことは現地での放映を意味しておらず、現地の観客がこれを好み受け入れるかという問題を語るにはまだ早いが、それでもとても大きな良い知らせだと語った。「中国首脳は現代の文化商品を海外に持ち出し、文化産業を国際的に広める自発的な意識を示すものだ。中国国内の映像作品を支援なしに海外に進出することは難しい」と語った。(編集MA)
「人民網日本語版」より 2014年7月24日 |