中国のアニメ製作会社・米粒影業(Mili Pictures)は現在、中国でも大ヒットしているコンピューターゲーム「プラント vs. ゾンビ」を開発・配信している米「PopCap Games」と提携し、同ゲームのアニメ映画版を製作する。脚本や絵コンテなどは米粒影業が担当する。同社の高嵩(コウ・スウ)助監督が、自身が製作に携わる3DCGアニメ映画「龍之谷:破暁奇兵(ドラゴンネスト)」の記者会見で明らかにした。広州日報が報じた。
高助監督は、「同ゲームの開発者が、中国側の考えを支持してくれている。現在、提携をめぐる詳細の部分を煮詰めているところ。予告編は完成し、ネット上で公開されている」と語った。
「北米で約2億1700万ドル(約217億円)の興行収入を上げた米アニメ映画『ヒックとドラゴン』(2010年)や全世界で300億円の興行収入を上げた『カンフーパンダ』(08年)などは、いずれも中国のアニメ会社が製作に関わった。技術という面だけを見ると、中国のアニメ会社も国際レベルに達している。今(中国の会社に)必要なのは、レベルの高いクリエイティブなアイデアや投資環境、市場」と高助監督。
「プラント vs. ゾンビ」では、庭を陣地に見立て、その庭にゾンビが入ってくる。プレイヤーは庭に各種能力をもった植物を配置し、それによってゾンビを撃退する。09年に発売されて以降、大ヒットとなっている。(編集KN)
「人民網日本語版」より 2014年7月28日
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