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芸術を通じ中日の子どもたちが交流

 

7月31日、熊本での交流大会では、熊本のご当地キャラクター「くまモン」が中国の子どもたちの人気を集めた

この交流大会は1998年に始まり、両国の子どもたちにとっての芸術交流の場となり、相互理解や友好関係の促進に役立っている。九州・日中民間文化交流協会会長張晶は「日中関係が厳しい現状に陥っている中では、民間の交流活動を積極的に推進していくことが、両国の友好人士にとって正に切望だと言えよう。これを背景に、当協会は中国の遠く各地からの生徒たちを連れて訪日し、初めて東京でこの大きな意味を持つ交流活動を行った。今回の開催につき、中国大使館、(社)日中協会、東京中国文化センターから多大なご支持、ご協力を頂けた。また、中国の生徒たちにとって、今回の活動は日本を自ら体験することができる絶好のチャンスであり、良い交流の場でもあろう。」

今年の展覧会は日中協会や九州・日中民間文化交流協会、東京中国文化センターが主催し、参加作品数は中国から600点、日本からは400点に及んだ。展覧会のほかにも、中日両国の子どもたちは、合唱や楽器演奏、会場での書道披露などを通じて交流を行った。また中国の子どもたちは、日本の茶道や華道、香道、和服文化を体験した。

交流大会(九州)実行委員会名誉委員長の村山富市元首相は、「日中両国の子どもたちは自身の力を発揮するだけでなく、作品を通じて互いの文化や生活の違いを知り、言葉は通じなくとも、子どもの感性で互いを認め合い、思いやる心を養うところに、長年続けてきたこの交流大会の意義があると確信している」と述べた。

また、同じく(東京)実行委員会名誉委員長である鳩山由紀夫元首相は「絵画と書道は人々の精神の結晶であり、このような交流を行うことは、両国にとって大変有意義である」と語った。

 

人民中国インターネット版 2014年8月12日

 

 

 

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