一般市民が選ぶ中国のエンタメ賞とされる「第13回華鼎奨」のドラマ満足度調査のノミネート作品が14日、発表。「火線三兄弟」が、最優秀監督、最優秀男優賞、最優秀助演女優賞など6項目でノミネートされた。また、「咱們結婚吧」も、最優秀監督賞、最優秀脚本賞、最優秀女優賞、最優秀助演女優賞など、5項目でノミネートされた。ただ、「咱們結婚吧」で主演を務めた俳優の黄海波(ホアン・ハイボー)はノミネートを逃した。 京華時報が報じた。

複数の部門でノミネートの役者が多数

今回の「華鼎奨」には、例年よりも少ない15項目の賞が設置されている。ドラマ満足度調査では、最優秀監督賞、最優秀脚本賞、最優秀男優賞、最優秀女優賞、最優秀助演男優賞、最優秀助演女優賞、最優秀新人賞、最優秀ドキュメンタリー賞、最優秀制作機構賞、最優秀主題曲賞のほか、中国時代劇ドラマ賞や中国近代革命ドラマ賞、中国現代ドラマ賞などが設置され、それぞれで最優秀男優賞と最優秀女優賞が選出される。そのため、「滑り止め」ができる役者も多い。

例えば、「辣媽正伝」で主演を務めた女優の孫儷（スン・リー）は、「中国現代ドラマ賞」において最優秀女優賞を、劉濤（リウ・タオ）や李小冉(リー・シャオラン)徐子珊(ケイト・ツイ)、佟麗婭（トン・リーヤー）ら4人と争い、「中国ドラマベスト100」でも最優秀女優賞を、高圓圓（カオ・ユエンユエン）、秦海璐（チン・ハイルー）」、蒋雯麗（チァン・ウェンリー）、林心如（ルビー・リン、ピンイン）、佟麗婭ら5人と争うことになる。

また、「冲上雲霄2」で主演を務めた俳優の呉鎮宇(フランシス・ン)は、「中国現代ドラマ賞」において最優秀男優賞を、陸毅(ルー・イー)や宋小宝(ソン・シャオバオ)、陳思誠（チェン・スーチョン）、雷佳音(レイ・ジャーイン)らと争い、「中国ドラマベスト100」でも最優秀男優賞を、黄曉明(ホアン・シャオミン)や黄渤(ホアン・ボー)、陳宝国(チェン・バオグオ)、呉秀波(ウー・ショウポー)、胡軍(フー・ジュン)らと争う。どの実力派の俳優でも、熾烈な競争が繰り広げられることになる。

不倫の文章が「最優秀監督賞」にノミネート

今年3月に不倫現場をスクープされた俳優の文章(ウェン・ジャン)は、「最優秀監督賞」でノミネートされたのに対し、5月に買春容疑で現行犯逮捕された黄海波は、「最優秀男優賞」におけるノミネートを逃したことが話題になっている。同大会組織委員会の責任者・王堃氏は、「ノミネートは、専門家やメディアが話し合いの末、投票を行って選出している。スキャンダルを起こした俳優がノミネートされていることに関しては、賛否両論がある。しかし、誰でも間違いを犯すもの。彼らにも悔い改めの機会を与えるべきで、彼らの名前を選出対象から外すことはしなかった。文章が『最優秀監督賞』においてノミネートされたのは、初監督作品『小爸爸(Little Daddy)』が基礎的な要素や視聴価値、口コミなどでいずれも高い評価を受けたから。でも、同ドラマで主演も務めたが、黄海波と同じく、最優秀男優賞にはノミネートされていない」と説明した。（編集KN）

「人民網日本語版」より　2014年8月15日