現在位置: ニュース>文化
中秋節小連休、食いしん坊のお奨めは北京の老舗スイーツ

 

 

 中秋節が迫る今日この頃、「グルメ」について言えば、美味しい北京の伝統的なスイーツの話題は、読者諸兄を捉えて離さないだろう。特に、中秋節小連休に北京を訪れる予定の人たちは、以下の特産スイーツを絶対に見逃さないで欲しい。中国家電網が伝えた。

〇京八件

京八件には、酥皮大八件、奶皮小八件、酒皮細八件の三種類がある。すべて内側に餡が入った点心で、皮の種類によって区別される。酥八件は、両側と両面が、パイ生地の皮で包まれている。奶皮八件と酒皮八件は、硬い皮が特徴的で、皮には適量の醸造酒、ブランデー、フレッシュミルクが入っており、あっさりした酒やミルクの香りが美味しさを引き立てている。

 

〇驢打滾(餡入りきな粉餅)

「驢打滾(餡入りきな粉餅)」は、古くからある北京の点心(軽食)のひとつ。材料のキビ粉に水を加えて蒸すが、加える水の量が多いほど柔らかく仕上がる。別に、大豆を乾煎りした後、粉にしてきな粉にする。蒸したキビ粉の外側にきな粉をまぶして伸ばす。その上に小豆あん(黒砂糖入り)を敷いて巻き、約100グラムずつに切り分け、白砂糖をまぶすと完成だ。

〇奶油炸糕(バター風味ドーナツ)

栄養価抜群の北京の点心。良質の小麦粉を使う。お湯を沸かし、沸騰したら弱火にして、団子状にした小麦粉を鍋に投入し、団子がグレーっぽい白色に変わるまで素早く撹拌する。粘り気が無くなった頃合いを見て鍋から取り出し、しばらく乾燥させる。次に衣を作る。白砂糖と水を火にかけガムシロップを作る。バニラエッセンスに水を加え加熱する。卵液を少しずつ何回かに分けて鍋に入れて撹拌する。その鍋に、バター、ガムシロップ、バニラエッセンス溶液を加え良く混ぜたら衣が完成する。小麦粉の団子にこの衣をつけて揚げれば出来上がり。

〇艾窩窩(ナッツ入りもち米団子)

北京の伝統的料理。毎年、春節(旧正月)が近づくと、北京のシャオチー(軽食)店はこの料理を提供し始め、晩夏または初秋まで取り扱う。よって、艾窩窩は、春秋シーズンの料理に属し、今では季節を問わず一年中、食べることができる。(編集KM)

 

「人民網日本語版」2014年9月5日

 

人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。
本社:中国北京西城区百万荘大街24号  TEL: (010) 8837-3057(日本語) 6831-3990(中国語) FAX: (010)6831-3850