第23回中国金鶏百花映画祭が24日夜、甘粛省蘭州市で開幕した。27日までの4日間に、中国国産新作映画のプロモーション上映や金鶏国際映画展、少数民族映画展、金鶏国際優秀映画選出、中国映画フォーラム、百花奨の授賞式などが開催される。中国新聞社が報じた。
候補作品の選出の仕方について、同映画祭の副主席、組織員会会長を務める、康健民氏は、「これまでと同じく、中国電影(映画)発行放映協会に所属する中国の大手映画館の経営者100人の投票により、10作品が選出された。その後、観衆の投票により、各賞のノミネートリストが作成された」と語った。
1962年に設立された同映画祭は中国で最長の歴史、最大の影響力と規模を誇る、最も権威ある映画祭となっており、最優秀脚本賞、最優秀監督賞、最優秀男優賞、最優秀女優賞など、9賞が設置されている。
ノミネートリストを見ると、薛暁路(シュエ・シャオルー)監督の「北京遇上西雅図(Finding Mr.Right)」が、最優秀作品賞、最優秀脚本賞、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞、最優秀主演女優賞、最優秀助演女優賞の6部門にノミネートされ最多。俳優の成龍(ジャッキー・チェン)、呉秀波(ウー・ショウポー)、張家輝(ニック・チョン)、徐崢(シュウ・チェン)、黄暁明(ホアン・シャオミン)らが最優秀男優賞を、女優の湯唯(タン・ウェイ)、余男(ユー・ナン)、姚星彤(ヤオ・シントン)、章子怡(チャン・ツィイー)らが、最優秀女優賞を競う。
観衆による投票は今年4月から始まり、投票用紙による投票のほか、オンライン投票や携帯アプリなどを使って投票が行われ、康氏によると、7月31日の時点で、組織委員会は前回よりも832万枚多い、計2228万枚以上の投票を受け付けた。
今後、幸運な観衆101人からなる最終審査委員会が27日の授賞式に登場し、中国全土の1億人以上の観衆と会場の公証員の監督の下、各最優秀賞を選出する。
一般観衆の投票で各賞が選ばれるというのは、世界の映画祭の中でも金鶏百花映画祭だけ。2005年からは、芸術映画(金鶏奨)と大衆映画(百花奨)が1年ごとに選出されるようになった。今年は大衆映画が選出される年。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年9月25日
|