記録的な視聴率をたたき出した人気ドラマ「半沢直樹」で、プロデューサーを務めた貴島誠一郎氏は19日、台湾で開催されたイベントに参加し、同ドラマがヒットした理由や日本のドラマの現状、高視聴率のドラマを製作する秘訣などを語った。うち、同ドラマの続編については、「ドラマでやるのか、映画でやるのかまだ決まっていない。しかし、日本には『失われた世代』が存在し、前の世代にどのように反撃するのか、その世代に示すという方向性は決まっている。半沢直樹が出向を言い渡された後から始まる」と明かした。人民網が台湾メディアの報道を引用して報じた。
主演のキャスティングが一新されるのではと噂されていることに関して、貴島氏は、「半沢直樹は堺雅人。僕の中で他の俳優を選ぶイメージはない。適任の俳優がいたとしても、主役を変えると、半沢直樹を応援してくれているファンに対する裏切りとなってしまう」との見方を示した。
また、「可能であれば、続編では頭の切れる金融界の女性を登場させ、アジアの別の国の女優に演じてもらいたい」とも語った。
主演のキャスティングが一新されるのではといううわさをめぐっては、微博(ウェイボー)上で、多くのユーザーが「堺雅人が好き」、「主演が変わるなら見ない」、「堺雅人に変わって起用されるとうわさされる西島秀俊が嫌いというわけではない。でも、前作のキャストという高い壁を超えるのは難しい。もし変えるなら、テレビ局や俳優は、大ブーイングを浴びる覚悟をしなければならない」、「半沢直樹の妻役に女優の仲間由紀恵……。想像できない」などの声が上がるなど、中国のネットユーザーらも「受け入れられない」という姿勢を示している。 (編集KN)
「人民網日本語版」より 2014年10月21日
|