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北京の劇団「薪伝実験劇団」、11月に東京で新作を発表

 

毎年秋、日本最大の舞台芸術のフェスティバルが東京で開催されます。2009年春に第1回目を開催し、今年で7回目を迎える「フェスティバル/トーキョー(Festival/Tokyo)」。(2009年は春、秋の2回開催)

東京・池袋の東京芸術劇場をメイン会場とし、都内の数カ所の劇場で約一ヶ月の会期中、連日、日本国内だけでなく、世界各国の劇団の作品上演や関連イベントが開催されます。

「フェスティバル/トーキョー」は、2010年に初めて中国の作品を公演しました。その後、毎年、中国の劇団が東京の劇場で公演を重ねています。今年は、演出家ワン・チョン(王翀)率いる北京の劇団「薪伝実験劇団」が、11月22日〜24日まで公演。2013年、「フェスティバル/トーキョー」の公募プログラムにてアワードを受賞した「薪伝実験劇団」は、今年、受賞記念として、新作『ゴースト2.0 〜イプセン「幽霊」より』を発表します。ノルウェーの劇作家ヘンリック・イプセンが1881年に発表した『幽霊』を下敷きに、北京の若手演出家が、中国の社会問題に向き合い、作品を通じて現代の中国の姿を問う。舞台上でカメラを回し、スクリーンに投影するというワン・チョンの得意とする創作手法もみどころの一つ。"八〇後"(1980年代生まれの総称)の演出家が見た、今の中国の姿とは?

また、関連イベントとして、シンポジウム『中国・北京−−−−同時代の小劇場演劇シーン』や「薪伝実験劇団」の2013年の作品上映会も開催されます。シンポジウムのパネリストには、演劇評論家、中国社会科学院副研究員のタオ・チンメイ(陶庆梅)と評論家、演出家、劇作家のスン・シャオシン(孙晓星)が登壇。

 

詳細:http://www.festival-tokyo.jp/14/program/ghosts-2-0.html

   http://www.festival-tokyo.jp/14/program/symposium.html

   http://www.festival-tokyo.jp/14/program/discover-atelier.html

 

公演『ゴースト2.0 〜イプセン「幽霊」より』

日時:11月22日(土)17:00、23日(日)17:00、24日(月・祝)13:00

会場:東京芸術劇場 シアターイースト(池袋西口より徒歩2分)

 

シンポジウム『中国・北京−−−−同時代の小劇場演劇シーン』

日時:11月24日(月・祝)16:00—18:00

会場:東京芸術劇場 シアターウエスト(池袋西口より徒歩2分)

 

上映会 薪伝実験劇団『地雷戦 2.0』

日時:11月22日(土) 13:00、23日(日) 15:00

会場:東京芸術劇場 アトリエイースト

 

中国国際放送局日本語部 2014年10月24日

 

 

 

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