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国宝の皿方罍が初出展

 

蓋がかぶせてある国宝青銅器の皿方罍 

李尕(新華社)=写真

11月14日、中国の重宝である「皿方罍(めいほうらい)」が長い年月を経てようやく故国に返還され、一般に公開された。

皿方罍の正式名称を「皿天全方罍」といい、商時代に鋳造された酒器で盛酒器のひとつである。名称は青銅器に銘文されている「皿天全作父已尊彝」から由来した。器本体の高さは63.6センチで、蓋の高さは28.9センチ。今までに発見された中で最も大きく、巧みで美しいとされ、保存状態ももうしぶんないことから「方罍の王」とまで称されている。

皿方罍は1919年に湖南省の桃源で出土した。器蓋は1950年から湖南省博物館に保管されたが、器本体は海外に流出した。2014年6月に器本体が湖南省長沙市に返還され、本体部と蓋部がようやくもとの姿をとりもどした。今回の展示は皿方罍が湖南省に返還されてから初の大衆向け出展となる。

本体と蓋とが合わさった皿方罍は、今後しばらくの間、湖南放送テレビ局の本館ロビーに展示される見通しだ。2016年に湖南省博物館の拡張工事が終了し次第、皿方罍は館の専門ブースに移され、公開される。(公明日報より)

 

人民中国インターネット版 2014年11月17日

 

 

 

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