中国中央テレビ(CCTV) が放送する来年の「春晩」(春節を祝う中国の国民的年越し番組で、日本の紅白歌合戦に相当)のテーマが「家和万事興(家族の仲がよいと全てがうまく運ぶ)」に決まったことがこのほど明らかになった。「春晩」の監督チームが明らかにした。また、今年も番組全体を4つのテーマに分ける形式がとられ、それぞれ▽吉祥過大年▽団圓話家常▽家和万事興▽中華全家福---の構成で進行される。新聞晨報が報じた。
「春晩」を見ながら家族と食事をし、大晦日を過ごすというのが、世界中の中国人の恒例イベントだ。来年の春節(旧正月、来年は2月19日)まで約80日。今の時期になると、CCTVは春晩の「メニュー」作りに忙しくなる。現在、コント・漫才、音楽・ダンス、雑技・マジック、クリエイティブなどを担当する監督が、各演目を選出するために、各方面から広く演目を集めている。監督チームは、「今年の演目収集において、文芸の分野で活躍する人達が、非常に積極的に創作に励み、春節出演を目指して特に努力している」としている。
春晩を成功させるためには質の高い演目を選出しなければならない。その点、監督グループは、演目の選出、準備の際、▽低俗な演目はアウト▽格調の低い演目はアウト▽道徳的に問題のある出演者はアウト---という原則を堅持する。また、レベルの高い出演者を選ぶことを基礎に、テレビ局全体、文芸界、社会全体に開かれた番組にし、中国各地の特徴ある文芸を融合させることに務める。現在、各チームの監督が幾度も自ら足を運んで演目を収集しており、「一般人に身近なものを採用する」という姿勢の下、一般人が親しみを感じることのできる内容作りに励んでいる。
そのほか、担当グループによると、来年の春晩の注目点は、現在流行している最新のニューメディア技術を採用して、同番組の最初から最後までがニューメディアでも生放送されることだ。しかし、このニュースに、ネットユーザーからは、「春晩はもう『突っ込まれる』準備をしている。もし、来年の春晩がいろんなニューメディアで放送されるなら、ネットユーザーがリアルタイムで『突っ込み』を入れるだろう。これもまた、春晩の新たな見どころだ」といった意見も寄せられている。 (編集KN)
「人民網日本語版」2014年11月25日
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