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中国とインドが映画で協力強化

 

インド・ゴア州の州都パナジで20日から開催されていたインド国際映画祭が30日、閉幕した。同映画祭では、中国とインドが合作映画を製作することで合意するなど、映画をめぐる協力強化を表明した。インド情報放送省の関係者は同映画祭で、「インドと中国両国の創造性あるアイディアを効果的に融合させれば、メディア界全体にビッグバンが起きると信じている」と語った。

同映画祭では香港の王家衛(ウォン・カーウァイ)監督が「功労賞」を受賞した。また、中国の映画代表団が主賓国として同映画祭に参加した。そして、中国映画10作品以上が特集上映されたほか、「北京遇上西雅図(Finding Mr.Right)」と「グランド・マスター(原題:一代宗師)」がクロージング作品として上映された。

合作映画製作強化へ

中国国家新聞出版広播電影電視(ラジオ・映画・テレビ)総局映画局の周建東氏によると、同映画祭開催期間中、中国とインドは第1回映画・放送連合業務グループ会議を開催。両国の国情を描く合作映画3作品を製作することで、大筋合意に達したという。うち、王家衛監督が、宗教をテーマにし、唐朝(618-907年)の時代の僧侶がインドで生活する様子を描いた映画を製作する。中国の興行収入記録を作った「ロスト イン タイランド(原題:人再囧途之泰囧)」(2012年)の徐錚(シュー・ジェン)監督も、次はインドを舞台に同シリーズ作品を製作する見込みだ。

10月に陝西省西安市で開催された「シルクロード国際映画祭」では、香港の唐季礼(スタンリー・トン)監督が旗を振る中国とインドの合作映画「功夫瑜伽」の製作セレモニーが、大きな話題となったほか、両国は、相手国のヒット映画を自国で積極的に公開することで合意した。そして、インドは、前出総局が主催する来年の同映画祭に主賓国として出席するよう招待されている。さらに、両国は、2年ごとにさまざまな都市で中国インド映画祭を開催することで合意している。(編集KN)

 

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