8.神器
中国の古代神話に記載されている「十大神器」に由来する。例えば、伝説上の盤古と呼ばれる巨人が天と地を開く際に使った「開天斧」と呼ばれる「神器」や、中国の神話に登場する女神・女媧が水の神が破いた天を直すために使った「補天石」という「神器」など。古代の人は宇宙における、理解できない、あるいは説明ができないさまざまな現象を、「神」の力と考えた。現在は、新しい機器やハイテク技術機器を「神器」と呼び、その独特で創造性のある機能を強調している。
9.高大上 (高級な、堂々とした、上等な)
「高大上」は、「高端大気上当次」(高級な、堂々とした、上等な)の略。中国のテレビドラマ「武林外傳」や映画「甲方乙方」で使用された言葉「高端大気上当次」の7つの文字が、後に「高大上」の3つの文字に略された。2014年、「高大上」の使用率や知名度が大幅にアップし、人々がこぞって使う一大流行語となった。さまざまな状況で使用されるが、時には皮肉としても使われる。
10.萌萌噠 (可愛いすぎる)
「萌萌噠」は、「萌萌的」のことで由来はネット流行語だ。今では一般の人々が広く使う流行語となっている。「萌」は可愛いという意味だが、2回繰り返すことで、非常に可愛らしいという意味になる。「萌萌噠」の3つの文字が並ぶことで、可愛すぎることを指し、人や物事、物に対しても同様に使う。
このほかにも、「小鮮肉」や「暖男」、「任性」、「蛮拼的」といった、今年非常に話題になった流行語もあるが、いずれもランキングには入らなかった。これについて、「咬文爵字」編集部は、「言葉は社会生活を反映したものだが、流行は唯一の評価基準ではなく、例えば、「有銭、任性」「蛮拼的」「約嗎」などの言葉は、言語の革新性が足りないと判断した。基本的に言葉の本来の意味を踏襲し、革新的な言語生活への貢献が見られない流行語は、ランキングには入っていない」と説明した。(編集MZ)
「人民網日本語版」より 2014年12月17日 |