新作を発表するごとに大きな話題を呼んできた中国を代表する映画監督・俳優の姜文(ジャン・ウェン)監督最新作「一歩之遥」(Gone With The Bullets)が18日に全国で公開された。映画が公開されるやいなや、絶賛と批判に二極分化した賛否両論の嵐が巻き起こり、現在もネットメディアや伝統メディアを騒がせ続けている。
■反姜文派の意見
反姜文派の新作への批評は非常に辛辣だ。その言い分は、次の通り。
「『一歩之遥』の支離滅裂な、あまりにも独りよがりの狂乱は、姜文監督の才能の無駄遣いだ」。かつて馮小剛(フォン・シャオガン)監督がこれに対する懸念を示したことがある。「姜文氏の問題はいかに才能を抑制できるかだ。姜文氏にとって、最大の敵は溢れ出る聡明さだ」。一方、学者の王一川氏は、姜文監督の今の状態について、「地面から遠く離れ、高く飛んでいる」状態だと形容する。王氏は、姜文監督が長くあるいは高く飛び過ぎた時、現実世界の心情や現実の物質を裏付けとする必要性に欠けてしまうことを恐れている。実際、中国大手不動産開発会社のトップで有名ブロガーでもある任志強氏は、同映画について、「分からなかった」と明確に述べている。
さらに辛辣な評価を書きこんでいるのは、ネットユーザーたちだ。「あまりにもひどすぎて、この映画は自分の妻を喜ばせるためだけに作ったものではないかという疑惑が浮かんだ」、「この一年で最もつまらない映画」「ひどすぎて、頭に残ったのはあるくだりとメタファーだけ」「『さらば復讐の狼たちよ』(原題:譲子弾飛)より『狙った恋の落とし方。』(原題:非誠勿擾)の100本分つまらない」「独りよがりで、面白くない」「何の感情も描かれていない映画」「音楽以外見るべきところがほとんどない」。
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