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中日の作家対談 「感情と記憶を伴う食べ物」

 

■レシピではなく、文学作品だ

長年中国に住む日本人主婦の吉井氏は本を通して、日本や日本式弁当を中国人に紹介するだけでなく、中国の人々と共通する感情や心を分かち合いたいと願っている。吉井氏は、「子供たちが弁当を学校に持っていく日本では、弁当を見ると、子供の家庭環境やしつけの状況がわかったりする。中国人の夫と結婚してからは、弁当を作ることで、徐々にお互いを受け入れ、夫婦関係も良くなっていった。これは、両国の人々の食べ物に関する気持ちが共通していることを表しているのかもしれない」と語る。

張悦然氏は、「この本は手順を紹介するだけのレシピ本ではない。むしろ、レシピを兼ね添えながらも、生活の細部や感情、人生の喜びに満ち溢れ、生き生きとした、著者と読者の双方向の交流ができる文学作品だ」と高く評価した。(編集MZ)

 

「人民網日本語版」より 2015年1月27日

 

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