第9回アジアン・フィルム・アワードのノミネーションがこのほど発表され、中国や日本、韓国など8カ国・地域の作品が名を連ねた。うち、作品賞には、中国からベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した「白日焰火(Black Coal Thin Ice)」や台湾金馬奨で複数の賞を受賞した「推拿(ブラインド・マッサージ)」,日本から「そこのみにて光輝く」などがノミネートされた。主演男優賞は、第64回ベルリン国際映画祭にて、銀熊賞を受賞した中国の廖凡(リャオ・ファン)や韓国のチェ・ミンシク、日本の佐藤健らが争う。主演女優賞には、中国から湯唯(タン・ウェイ)、鞏俐(コン・リー)、趙薇(ヴィッキー・チャオ)の3人がノミネートされた。
2007年から始まったアジアン・フィルム・アワードは、香港国際映画祭の行事の一つとして授賞式が開催される、初のアジア映画を対象とした映画賞。2014年には東京国際映画祭、香港国際映画祭、釜山国際映画祭をメンバーにした「アジア・フィルム・アワード・アカデミー(AFAA)」が発足した。今年の授賞式は3月25日に澳門(マカオ)で開催される。(編集KN)
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