現在位置: ニュース>中日交流
「日中若者討論会2015―話して合点!!日中相互理解―」開催

 

会場ではいくつかのグループに分かれ、各自が共通のスクリーンで内容を把握しつつ討論が行われた

2月27日、公益財団法人日本科学協会主催の「日中若者討論会2015―話して合点!!日中相互理解―」が日本財団ビルで開催され、中国側からは2014年に中国で開催された「笹川杯全国大学日本知識大会」および「笹川杯作文コンクール」の受賞者19名、日本側からは実行委員の慶應義塾大学の学生など中国に関心のある大学生約20名が参加した。開催の趣旨は「ひとりひとりがメディアになって、自国や相手国に対する正しい情報を発信し、効果的な情報発信方法や情報発信の可能性と課題について本音で意見交換を行い、国民感情改善のための糸口を探る」というものである。

討論会は「恋愛、大学生活、習慣などの本音を交えたフリー討論」、「相互イメージアップのための情報発信」の二部構成。6組のグループに分かれて討論を行い、最後にグループごとの結論を発表した。

討論の結果、「中日両国のイメージアップのためには多様性を理解することが大切。またメディアの力を活かすことも重要で、良い面・悪い面両方を報道すべきだ」という偏向報道に対する提言や、相手に対する無関心が問題であるという前提から「すでに中国や日本に関心のある人ではなく、無関心の人たちにいかに興味を持ってもらうかを考えるべきで、彼らを交流の場に導くことが大切だ」という意見も提案された。北京大学外国語学院日本語学部修士課程2年の焦博さんは「今の私たち一人一人ができることは何か。まずはSNSを通じて身近な人に知ってもらうことが大切だ」と具体的な案を提起した。

 会場の雰囲気は終始なごやかだったが、討論の内容は真剣そのもの

各グループとも本音をぶつけ合う積極的な議論が繰り広げられ、両国民の感情を若者から改善していこうという意気込みが感じられる、意義深い討論会となった。(文・写真=東京支局)

 

1   2   >>  

人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。
本社:中国北京西城区百万荘大街24号  TEL: (010) 8837-3057(日本語) 6831-3990(中国語) FAX: (010)6831-3850