中国の有名な漫画家の豊子愷は、中国に「漫画」の概念を導入した第一人者だ。彼の漫画作品の多くは子ども向けの題材で、童心やユーモア、機智に富み、社会的ブームを巻き起こした。豊子愷の作品はいずれも子供心やユーモア、風刺の魅力に溢れている。作家の兪平伯は豊子愷について「零れ落ちる花びらにも人情の味わいがする」と評している。世間の人情が薄れてしまった現在では、私たちが人情を感じることができるのは、豊子愷の作品を通じてのみなのかもしれない。新京報書評週刊が伝えた。(編集YH)