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北京で古い古墳群発見 「朝鮮県」からの墓の主人も

 

北京市文物局は16日、北京市大興区で後漢から遼金の時期にかけての古墳群、合計129カ所を発見したと明らかにした。これらの古墳は発掘数の多さや年代の幅、古墳の保存状態のよさなどで最近の北京地区の考古においては珍しいものとなる。目下、古墳54カ所がまだ発掘されていないが、5月末から6月初めには発掘作業が完了する見通しだ。新京報が伝えた。

北朝の古墳からは銘文の刻まれたレンガが出土し、墓の主人が韓顕度という名前で、本籍は楽浪郡朝鮮県、元象2年(539年)に埋葬されたことが刻まれている。墓の主人の本籍の楽浪郡は前漢の漢武帝が現在の朝鮮半島に設置した四つの郡の一つで、現在の朝鮮・平壤に位置する。

衛氏朝鮮の遺民がなぜ大興に埋葬されているのだろう?史料の記載によると、北魏の太武帝拓跋焘が北方統一の途中、「朝鮮の民を肥如へ移し、朝鮮県を再び置いた」という人口移住を行っていた。肥如は現在の秦皇島市に位置し、県には現在の昌黎、盧竜南部、西部、遷安県一帯が含まれる。朝鮮県は現在の盧竜県東部にあり、北京に近い。

これら朝鮮人移民は中国に移った後、自分の本籍を残していた。東魏の時代になって鄴城(現在の河北省臨漳県)に都が移り、北京の大興は北方住民が南下して首都・鄴城へ行く際に必ず通る場所となったため、東魏時期の古墳が発見されるのも自然の流れとなる。(編集YH)

 

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