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中国アニメは海外進出相次ぐ 日本市場にもチャレンジ

 

◎中国のオリジナルアニメ時代が近く到来

 

「世界僑商イノベーションセンター」建設計画フォーラムがこのほど北京で開催された。僑商と学者の2つの肩書を持つ在日華人の顔兵氏が、「中国アニメ・漫画の驚異的な発展速度は、周囲の注目を一身に集めており、批判によってその歩みを阻害してはならない」と述べた。中国オリジナルアニメ「喜羊羊と灰太狼」は、2005年の放送開始直後から中国全土で大ブームを引き起こした。従来とは異なる中国オリジナルアニメ時代の幕を開けたのがこのアニメの登場だったと顔氏は考えている。

 

◎中国独自の要素がポイント

上海美術映画製作所時代のアニメは、中国アニメのひとつの「黄金時代」を築いたといえ、何代もの人々に影響した。アニメに盛り込まれた様々な要素は、中国人の思考・感情・観念・記憶に深く浸みこむことで、観衆を魅了し、感動を与えた。

上海電影集団有限公司上海美術電影制片廠の銭建平廠長によると、若い視聴者は米国や日本の漫画アニメをよしとする先入観をもつが、中国の特色を備えたオリジナル漫画アニメを維持することも重要だ。同廠は現在、現代中国の芸術作品から新しい創作のインスピレーションを得ようと模索しており、水墨画、切り絵、人形劇などの二次元分野において新世代の中国作品を開拓しようとしている。

 

◎中国アニメ映画、新たな一歩を

27日公開する予定の中国のオリジナルアニメ映画「1万年以後」のマスコミ試写会が開催され、業界関係者から「今年1番の神作」という称賛の声が次々とあがっている。自分たちの力で作った。映像のあらゆるCGや風景は外国人の力を一切借りずに100%中国人自身の手から生み出されたもの。これまでの国産映画では見られない暴力的な映像が観客を驚愕させられる。神作であろう、風変わりな映画であろう、中国アニメ産業に新鮮な血が注がれる作品と言える。

 

「人民網日本語版」より 2015年3月26日

 

 

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