中国の人気スターが総出演する同名人気ドラマの映画版「咱們結婚吧（Let's get married!）」が4月2日から全国で公開される。これに先駆け、同映画のプレミア試写会が30日に北京で行われた。同日のレッドカーペットでは、劉江（リウ・ジャン）監督が、主演の中国人気女優・高圓圓（ガオ・ ユエンユエン）をエスコートしながら登場したのに続き、姜武（ジャン・ウー）、李晨（リー・チェン）、鄭愷（ライアン・チェン）、陳意涵（アイビー・チェン）、郭碧婷（クォ・ビーティン）、劉涛（リウ・タオ）、王自健（ワン・ズジエン）の8人のスターが登場し、春シーズンで最も強力な顔ぶれが集結した。

映画版「咱們結婚吧」では、4組のカップルの恋愛・結婚生活の中で起こる様々な物語を通して、4種類の異なる感情が描かれている。その中の一つが、高圓圓演じる「剰女」（結婚適齢期を過ぎた女性）と姜武演じる離婚歴のある中年男性を巡る愛の物語だ。以前にも「剰女」役を何度も演じたことがある高圓圓は、舞台挨拶の中で、「剰女」に対する不当な扱いについて話題に触れ、社会に対し「剰女」にプレッシャーを与えないようにと呼びかけた。

同時期に公開される映画8作品の中で、「咱們結婚吧」の期待度や認知度、予約状況、前売り販売状況は共に1位となっている。超豪華なキャストのほかに、「結婚したくない剰女」「結婚の催促や結婚に対する恐怖」「7年目の危機」「子供の育児と仕事の両立」など、中国社会特有の結婚にまつわる問題が描かれていることが、観客の期待をかきたてている。プレミア試写会で映画を見終わった観客たちは次々と、「見聞を広げられ、最も目の保養になる映画」「ベイマックスみたいに心が温かくなる映画」「花が咲き誇る春にぴったりの恋愛映画」などと称賛の声を上げている。業界関係者らは皆同様に、「咱們結婚吧」はこの春最大のヒット作になるだろうという見方を示している。