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四川省に釈迦如来の舎利が? 石塔の中から舎利の存在示す碑が発見

 

邛崍市釈迦如来真身宝塔の頂上部(邛崍市文物管理局提供)

あるネットユーザーがこのほど、四川省邛崍市(成都市から南西に75キロの位置)で「仏舎利」が発見されたと微博(ウェイボー)に投稿し、注目を集めている。人民網が伝えた。

ネットユーザーは、「邛崍市高何鎮にある南宋時代の石塔の碑文に、『舎利』という文字が刻まれていた。これで、この石塔がなぜ『釈迦如来真身宝塔』と呼ばれているのか分かった」と投稿。「舎利」「真身」などの文字が刻まれた石碑の写真もアップし、「舎利は塔の頂上部に保存されているのでは」と推測している。

文化財の修復の仕事をしているというこのネットユーザーによると、昨年末に石塔の頂上部の修復を行った際、中から両面に碑文が刻まれた石碑が発見され、「仏牙」、「舎利」といった文字が見つかったという。「塔内に舎利があるかどうかは分からないが、碑文にははっきりと記載されている。関連部門が舎利の謎を解明してくれることを願う」。

舎利の謎を明らかにするべく、人民網は邛崍市文物管理局を取材した。同局の担当者は「碑文には明確に記載されている。今後、文化財の専門家、仏教文化の研究者らを招いて検討を重ね、考察と論証を進めていく」と述べた。(編集SN)

 

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