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書を通じ子供たちに伝える中国文化―国際書法芸術展

 

多くの小中学生と学齢前の児童の参加がこの会の大きな特徴

4月1日から5日にかけて、2015国際書法芸術展が東京都美術館で開催された。この展覧会は、中日両国の共通言語である漢字を通じた交流と相互理解を深めることを目的としている。4月3日に行われた授賞式では、陳錚・中国駐日本大使館参事官、劉洪友・日本中国書法学院院長、松本彧彦{あやひこ}・海部俊樹前首相秘書などの来賓により賞状とトロフィーの授与が行われた。

劉洪友院長が会場で揮毫を行う

今回のテーマは「般若心経」で、397の作品が展示された。本展の大きな特徴は、大人の出展者にまじり、多くの小中学生や学齢前の児童の作品も展示されていることである。子供たちの日ごろの学習の成果は、書道芸術が両国人民の交流の架け橋と希望であるということを、来場者に再確認させた。

授賞式では、劉洪友・日本国際書法協会会長兼中国書法学院院長があいさつを行い、「中国書法学院はすでに日本で240名の書道教師を育て、その教師の指導のもと学生が創作を行っている。今回展示された397の作品は様々な書体で書かれているが、それぞれの個性と魅力にあふれるものばかりで、書道に対する熱い創作意欲が表れている」と語った。

陳錚・中国大使館文化参与は「日本の若い学生が増えていることに大いに励まされ、書道の未来は明るいと感じられた。劉洪友先生は長きに渡り、書道を通じて中日の文化交流を熱心に行っており、今後もさらに多くの人びとが両国文化の交流に貢献することを望む」と希望を述べた。 授賞式のあとは祝賀会が行われ、劉亜明・中国大使館領事部参事官と張立起・中国大使館領事部一等書記官が祝辞を述べた。

4月4日、劉洪友・中国書法学院院長は会場で揮毫を行い、大筆をもって「落桜似雪」の4字をみごとに書き上げ、来年の芸術展のテーマが「桜」であることを表した。(東京支局)

 

 授賞式会場にて

 

人民中国インターネット版 2015年4月15日

 

 

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