香港特別行政区政府民政事務局の統計によると、香港の住民と中国大陸部の住民の結婚が増加の一途をたどっている。うち、2014年、香港で婚姻届を出したのは約2万カップル。10年と比べて約10%増加し、香港の婚姻件数全体の36%を占めるようになっている。新華網が報じた。
香港の女性が、中国大陸部の男性と結婚するケースは、10年の3259件から14年には5435件に増加した。
同局の曾徳成・局長によると、香港の住民と中国大陸部の住民が結婚するケースのうち、香港で婚姻届が出されたケースは、過去5年の間に、1万8600件から2万1900件に増加した。香港の婚姻件数全体に占める割合も、35.4%から38%に上昇した。同ケースのうち、中国大陸部の女性が香港の男性と結婚するケースが73%を占めている。しかし、その逆のケースも増加を続けている。
星島日報の報道によると、長年、中国大陸部の住民と結婚するというのが、香港の独身の男女にとって「独身を脱出」する方法の1つとなってきた。昨年、同ケースの数自体は減少したものの、香港の女性が中国大陸部の男性と結婚するケースは増加している。同局によると、昨年、香港で婚姻届が出された、香港の住民と中国大陸部の住民の婚姻件数は前年比2%減の2万651件だった。現在は、香港の男性が中国大陸部の女性と結婚するという現象から、香港の女性が中国大陸部の男性と結婚するというパターンに変化しており、昨年、同ケースのうち、香港女性と中国大陸部の男性というケースが、全体の約26パーセントを占める約5400件だった。
香港では辰年だった2012年に婚姻件数が近年最高の6万件を記録してからは、減少の一途をたどり、昨年になってやっと上昇へと転じた。昨年、香港の婚姻件数は前年比2%増の5万6392件、うち、香港の住民と中国大陸部の住民の婚姻が前年比1.8%減の2万651件だった。
これまでは、香港の男性が中国大陸部の女性と結婚するというケースの割合が多かったものの、最新統計によると、香港の女性が中国大陸部の男性と結婚するというケースの割合が年々増加するようになっている。昨年、後者の数は、5435件に増加し、全体に占める割合は、一昨年の約25%から26.3%に上昇した。一方、前者は、1万5216件に減少し、全体に占める割合も、一昨年の約75%から約74%に下降した。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年4月17日
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