中国民政部(省)と全国高齢者工作委員会弁公室が指導し、上海市民政局、上海市高齢者工作委員会弁公室、上海市貿易促進会、中国高齢者産業協会が主催する「第5回中国国際高齢者産業トップフォーラム」が22日午後、上海で開催された。王建軍・全国高齢者工作委員会常務副主任と応勇・上海市委員会副書記が同フォーラムに出席、挨拶の言葉を述べた。「第10回中国国際高齢者福祉・介護補助具・リハビリ医療博覧会」も同日、上海新国際博覧センターで開幕した。解放日報が報じた。
応勇氏は、「全国で最も早く高齢化社会に入った上海は、すでに超高齢化段階に突入した。昨年末の時点で、戸籍上の高齢者人口は初めて400万人を突破、『第13次五カ年計画(2016-2020年)』の半ばには500万人に達すると予想される」と話した。
上海市は、2020年までに、サービス提供、社会保障、政策的支援、需要の調査・評価、業界に対する管理監督という「五位一体」の社会高齢者サービス体系と、高齢者に優しい都市、高齢者が住みやすいコミュニティを全面的に構築する方針を打ち出している。また、多層化・多様化・個性化された高齢者サービスに対する需要を満たすために、高齢者産業を大々的に発展させ、市場の効果を存分に発揮させる構えだ。この目的を達成するため、サービスに対する需要を効果的に育成・奨励・指導し、社会の力を広く運用して豊かな高齢者サービス商品を供給し、高齢者サービス産業チェーンを完備させることが求められる。
今回のフォーラムは、「高齢者サービス需給の効果的なマッチング」をテーマとし、中国国内・ドイツ・英国・日本・香港・台湾などの国家・地域から招かれた政府担当者、業界専門家、業界代表、企業家など約500人が、高齢者サービス業の発展可能性を共同で模索し、国内外における高齢者サービス事業の成功例を共有し、高齢者サービス基準の制定をめぐる話し合いを行った。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年4月23日
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