米ブルームバーグによると、経済協力開発機構(OECD)のレポートは、中国の15都市が人口1000万人を超えていると指摘した。従来は6都市とされていた。
人口1000万人超の超大型都市の激増は統計方法の変更に伴うもの。従来は行政区画に従って算出していたが、新たな統計では都市機能に応じて該当する都市の範囲を決定している。その結果、ハルビンや南京なども超大型都市の仲間入りを果たすことになった。
高成長が続く中国では都市化が急速に進展、市民生活の向上に寄与している。都市の規模が大きければ大きいほど1人当たりGDPも大きくなる傾向がある。ただし成長率を見ると、超大型都市よりも人口150万~500万人の都市の方が高い。また、都市化には大気汚染などの代価が伴う。中国では大気汚染により毎年35万人が死亡しているとOECDは推定している。
レコードチャイナ 2015年4月27日
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