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2015中国映画産業報告 興行収入の8割は「80後」と「90後」

 

中国映画家協会と中国文聯映画芸術センター産業研究部が共同で作成した「2015中国映画産業研究報告」が先日、北京で発表された。それによると、2014年の中国の映画興行収入は、前年比36.15%増の296億3900万元(1元は約19円)に達した。うち、80%の興行収入が「80後」(80年代生まれの人)と「90後」(90年代生まれの人)によるもので、その人数は観客全体の32%を占めた。つまりこの一年、16歳-35歳の若者4000万人が映画鑑賞に約230億元を費やしたということになる。

同報告によると、2014年の中国の映画観客数は1億3000万人弱となり、前年比で16.11%増加した。そのうち、90後の観客が17.1%(総興行収入の42.1%)を占め、80後の観客が14.9%(総興行収入の35.2%)を占めた。

2014年に公開された国内外の映画329本のうち、259本の国産映画は300億元近い総興行収入の54.51%を占めている。

2014年の中国市場における映画興行収入トップ10は「トランスフォーマー/ロストエイジ」、「心花路放」、「西遊記之大閙天宮」、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、「X-MEN:フューチャー&パスト」、「インターステラー」、「猿の惑星:新世紀(ライジング)」、「映画版『パパ、どこ行くの?』」、「分手大師(The Breakup Guru)」、「後会無期(いつか、また)」となり、国産映画と外国映画が拮抗している 。

映画興行収入の増加と切り離せないのは全国スクリーン総数の拡大だ。2014年全国スクリーン数は前年比29.67%増の2万3600スクリーンで、、引き続き世界映画館スクリーン数の第二位をキープしている。ちなみに、新たに設置されたスクリーンは主に県級市にある。

中国の映画業界は爆発的に発展しているが、映画の投資コストは依然として低い。去年公開された618本の国産映画の中で、投資コストが1億元を超えたのは17本だけだった。その他、3000万-1億元が16本で、1000万-3000万元が34本だったが、1000万元以下という低予算映画が551本もあり、制作費を節約する傾向が見られる。(編集SC)

 

「人民網日本語版」より 2015年4月29日

 

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