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2014中国映画国際影響力調査報告 外国人の中国映画鑑賞手段は、主にテレビとネット

 

中国文化国際伝播実験センターの除幕式、および2014年中国映画国際影響力グローバル調査報告発表会がこのほど北京で催された。中国文化国際伝播研究院の黄会林会長はじめ、数多くの専門家が出席、調査研究データについて解説した。今回の調査研究は、五大陸66カ国に住む、さまざまな年齢層・学歴・職業の人々を対象に実施された。人民日報海外版が報じた。

黄会長は、「依然として、外国の人々が中国映画を鑑賞する機会は少ない。海外の有効サンプル数1592人のうち、『1作品から5作品の中国映画を見たことがある』と答えた人の割合は53.45%、『中国映画を一度も見たことがない』は26.32%にそれぞれ達した。データを分析した結果、中国映画の海外伝播は、『調和のとれた中国』という国家イメージの確立を促す働きがあるが、『急成長』という国家イメージ構築に対する促進作用はないことが分かった」と述べた。

また、海外の人々が中国映画を鑑賞する際の主な手段は、「無料テレビチャンネル」と「無料ウェブサイト」だった。一方、彼らが映画館に赴いて中国映画を鑑賞する平均頻度はかなり低かった。映画館で中国映画を観賞する人が最も多かった地域はオセアニアで、アフリカとアジア(中国を除く)がそれに続いた。映画館で中国映画を鑑賞する人が最も少ないのは、米国をはじめとするアメリカ大陸と欧州で、その頻度は他の大陸よりはるかに低かった。

外国人の映画鑑賞手段は、映画宣伝方式の影響をもろに受ける。黄会長は、「『屋外広告』『SNSでの宣伝』『ネット上での映画予告編の転送』は、PR効果が最も高かったが、利用率は低い。『SNS』と『新聞雑誌』での論評による影響はかなり重要で、中国映画に対する外国人の態度や鑑賞に、非常に大きな影響を及ぼしている」と指摘した。

調査結果によると、「文化に対する物珍しさ」は依然、外国人が中国映画に求める要素であり、中国映画に含まれる中国テイストに対する好みは、大陸が違うとことごとく違っている。地理的相違、民俗的相違、人種的相違は、中国映画に含まれる中国テイストに対する好みに直接影響している。オセアニアやアフリカのように、地理的に中国と遠く離れており、地形や風習がかなり異なる地域に住む人々は、中国映画の「風土と人情」を好む傾向が高い。一方、欧米の人々がこの要素を好む傾向は、比較的低い。(編集KM)

 

「人民網日本語版」より 2015年4月29日

 

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