今後は街の高齢者向け施設が、介護疲れの家族に対し「一息つけるサービス」を始めることになるようだ。これはつきっきりの介護が必要な、寝た切り高齢者向けのサービス。老人は家にいながら介護サービスを受けられると同時に、家族も一時的な休暇や調整を取ることができる。
「法制晩報」の記者が北京民政局から得た情報によると、街道・郷鎮級の高齢者センターの「三年計画」が発表された。2016年末までに、街道・郷鎮級地域での高齢者センターが208か所に達し、現在の2倍となる見込み。そのうち東城と西白の両地域は高齢者人口が集中しており、そのため32の街道すべてに高齢者センターを建設する。
老人は「フルサービス」、家族は「一息」
「北京市家庭介護サービス条例」が5月1日より正式に実施された。北京民政局はすでに、組織、コミュニティ、家庭などにおける高齢者サービス体系を構築するため、「北京市高齢者センター建設に関する三年行動計画(2014年~2016年)」を発表済みだ。
「三年計画」によると、2016年末までに北京市全体で208件の街道郷鎮高齢者センターの建設を計画している。これは329か所ある街道郷鎮の63%にあたる。北京の高齢者が求める介護サービスを全面的にカバーすることになる。
2014年末までに、北京市では104件の高齢者センターを完成させている。2015年には40~60件の完成を計画しており、2016年には当初の予定を超える件数にまで達する見込みだ。
北京市民政局のスポークスマンである李紅兵氏は、高齢者センターでは「一息つけるサービス」を始めるとしている。これはつきっきりの介護が必要な、寝た切り高齢者向けのサービスで、老人は家にいながら介護サービスを受けられると同時に、家族も一時的な休暇や調整を取ることができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年5月6日
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