「駄目です」「気にします」「止めて下さい」
最も厳格な禁煙条例といわれる「北京市喫煙抑制条例」の施行まで、11日で残すところ20日となった。北京市愛衛会、市衛生計画出産委員会、市教育委員会は同日、北京文匯中学において、「『北京市喫煙抑制条例』施行カウントダウン20日」PRイベントを開催、「喫煙抑制」普及のための「ジェスチャー」を発表した。このジェスチャーは、市民による投票で選ばれたもので、「駄目です」「(受動喫煙を)気にします」「止めて下さい」の3種類がある。新京報が伝えた。
〇市民300万人が投票 最多投票獲得は「駄目です」
4月12日、微信(Wechat)アカウント「無煙北京」が開設され、北京市喫煙抑制協会は、「無煙北京」上に、「駄目です」「気にします」「止めて下さい」という「喫煙抑制」をPRするための3種類のジェスチャーを発表した。どのジェスチャーが最も好きかを投票するよう市民に呼びかけ、普及活動を進めた。
市衛生計画出産委員会は11日、「わずか2週間で、3種類の『喫煙抑制』ジェスチャーの人気投票に300万通が寄せられた。これは、これらのジェスチャーがいずれも、市民に認められたことを裏付けている。3種類の得票数は、『駄目です』が117万1096票、『気にします』が102万9249票、『止めて下さい』が74万5492票だった」と紹介した。
3種類の得票差がそれほど大きくなかったことから、専門家による評議の結果、これら3種類はすべて「入選」扱いとされ、今回の新喫煙抑制条例の公式「ジェスチャー」となった。市衛生計画出産委員会は、「市民は、様々な立場で、様々な嗜好にもとづき、様々なシーンで、これらのジェスチャーを使うことができる。また、「気にします+駄目です」「駄目です+止めて下さい」などのように、組み合わせても使用できる」としている。
〇喫煙抑制に対する北京の強い決意が反映された「史上最も厳しい規則」
今年6月1日に試行される北京の新喫煙抑制条例は、「史上最も厳しい規則」と称されている。同条例は、昨年11月28日に開催された北京市第14期人民代表大会常務委員会第15回において、審議・可決された。
新条例は、全市のあらゆる屋内の公共スペース、職場、公共交通機関での喫煙を禁じている。屋外でも、列に並んでいる時など、多くのシーンで喫煙が禁止される。違反した場合、個人の場合は最高200元、法人ならば最高1万元の罰金が、それぞれ徴収される。ある専門家は、新規則について、「屋根のある空間では喫煙は一切禁じられる条例」と一言で評した。
「人民網日本語版」2015年5月12日
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