北京鉄道局は11日、北京と青海省・西蔵(チベット)自治区を結ぶ車運車を運行させることを発表した。料金は、小型車の場合往復7000元(約13万3千円)、大型車の場合往復8000元(約15万2千人)。既に問い合わせや受付が始まっており、6月12日に、青海省西寧市に向かう列車が初めて運行される。北京青年報が報じた。
青海省や西蔵自治区を自家用車で旅行する人向けの同プロジェクトでは、利用者はまず、自家用車を北京大紅門貨運駅で預け、西寧駅で受け取る。その後、旅行を楽しみ、西蔵自治区拉薩(ラサ)市で再び自家用車を預け帰路に着き、北京大紅門駅で受け取ることになっている。第一陣は6月に始まり、まず8日に北京大紅門駅で自動車を預け、同月12日には西寧市に向かう車運車が運行。復路は同月26日に拉薩市で自動車を預け、7月1日に再び北京大紅門駅で受け取ることになっている。
自動車は往復共に列車で運ばれる一方、旅客は列車や飛行機などで目的地に向かうことができる。つまり、旅客と自動車は別々に輸送されるということになる。
その他、青海省や西藏自治区の旅は、走行距離や時間が長く、観光スポットも分散している現状を踏まえ、鉄道部門は、ホテルや観光地の入場券、ガイド、ナビゲートなどの予約サービスを提供するほか、列車の到着が遅れた場合に、旅客に食事や周辺における観光などのサービスが提供できるよう備える。
「人民網日本語版」2015年5月13日
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