習近平国家主席は14日、インドのモディ首相と西安で会談した。
習主席は「モディ首相は以前、中印関係の『インチ』から『マイル』への飛躍を促す必要性を打ち出した。現在、中印は共に民族復興実現の歴史的チャンスを迎え、中印関係は飛躍実現の大きな潜在力と現実的条件を備えている。双方は歴史の潮流と各々の民族復興の戦略的必要性に順応し、より緊密な発展パートナーシップを構築するべきだ」と強調。次の4つを提言した。
(1)戦略的高みと両国関係の長期的発展の観点から中印関係を捉え、扱い、国際・地域問題で戦略的協力を強化し、国際秩序のより公正で合理的な方向への発展を連携して促す必要がある。双方は「1ベルト、1ロード」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)、アジアインフラ投資銀行(AIIB)といった協力提案、およびモディ首相の打ち出した「Act East policy」について意思疎通を強化し、互恵・ウィンウィンの協力モデルを検討し、共同発展を促進することができる。
(2)各々の発展戦略をより緊密に連結し、両大エコノミーのより高い水準での相互補完・助け合いを実現し、引き続き地域さらには世界の経済成長の「ダブル・エンジン」となり、地域経済の統合プロセスを連携して推進し、世界経済の成長に積極的な貢献を果たす必要がある。
(3)相互信頼の強化に共に努力し、溝や問題をうまく管理・コントロールし、良好関係の大局が妨害されないようにする。
(4)両国各界の交流強化を後押しし、理解を強化し、中印文化交流計画とインド観光年活動を成功させる。
モディ首相は「引き続き中国との経済・貿易関係を強化し、アジアインフラ投資銀行で中国側との協力を緊密化したい。アジアインフラ投資銀行はこの地域の国々の経済・社会発展に重要な役割を発揮すると信じている。インドは中国の対印投資拡大を歓迎する。国際・地域問題で中国側との調整を強化し、多国間分野で意思疎通と協力を緊密化し、公正で合理的な国際秩序を共に促進したい」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年5月15日
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