世界最大級のディズニーストアが20日、上海の金融街である陸家嘴地区でオープンする。オープンに先立って、筆者が同ストアを訪れたところ、上海の要素がたっぷり詰まった商品が店内に並んでいた。解放日報が報じた。
上海限定商品も
同ストアでは、米オーランドや仏パリ、東京などのディズニーランドで販売されている人気商品も数多く並べられている。また、ミッキーマウス、ミニーマウス、クマのプーさん、ディズニープリンセスなどのデザインが入った文房具や服、生活用品のほか、ディズニー傘下のマーベル・スタジオ、ピクサー・アニメーション・スタジオ、ルーカスフィルム などが製作したヒット映画関連の商品も勢ぞろいしている。
さらに、中国で大ヒット上映中の 「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」や日本で大ヒットした「アナと雪の女王」の関連商品、日本オリジナルキャラクターだった「ユニベアシティ」、さらに、香港や北米で大人気となっているディズニーのファッショングッズなども、目立つ位置に並べられていた。
上海ディズニーストアの責任者によると、同ストアには2000種類以上の商品が集まり、うち99%がディズニーストアでしか手に入らない商品だ。また、同店オープンを記念して、ミッキーマウスの足の裏などに「Disney上海」などの文字が刺繍された記念グッズのほか、オープン限定商品としてミッキーマウスやミニーマウス、さらに上海の「石庫門」のデザインが入ったコップ、キーホルダー、携帯ケースなども用意されている。その他、上海店のオリジナル記念商品も販売される。
しかし、値段を見ると、関税などの関係で、同ストアの商品は、日本のディズニーストアより、40-60%高く設定されていた。例えば、日本で中国元に換算すると80元(約1500円)で販売されているユニベアシティのグッズが、上海では130元(約2500円)で販売されていた。
ディズニーストア初の屋外広場
上海のランドマークタワー「東方明珠電視塔(テレビタワー)」や巨大ショッピングモール「正大広場」も近くに位置する同ストアには、ディズニーストア初の屋外広場が設置され、店内のグッズ販売エリアと合わせて敷地面積は約5000平方メートル。モダンな外観で、壁には赤で「Disney」と書かれており、陸家嘴デッキの世紀天橋からも一目瞭然だ。
同ストアの設計チームの副総裁によると、広場の真ん中にある花壇など3カ所にミッキーマウスが隠れており、屋上のミッキーマウスは、東方明珠の上からでなければ見ることができない。「もう1カ所は、広場の他の場所。来場者が自分で探してみてほしい」。また、同エリアにあるペデストリアンデッキに合わせて、同ストアの入り口は弓型にデザインされており、周囲の雰囲気にもマッチ。店内は、ディズニー独特のファンタジックなムードと上海のモダンな雰囲気が融合した雰囲気となっている。同副総裁によると、来場者は同ストアで、ショッピング以外に、ディズニーのファンタジックな世界を楽しむことができる。
このようなコンセプトに基づいて、同ストアの入口には、高さ5.8メートルのお城が設置されている。足元の表示に沿って進むと、気球に乗って手を振るミッキーマウスや「シンデレラ」に登場するしゃべる鏡、アイアンマン、キャプテン・アメリカなどのモニュメント、1920年代の米カリフォルニアのディズニースタジオなどの標識も見ることができる。一方、店内には、ミッキーマウスの生みの親ウォルト・ディズニーがデザインした標識も飾られおり、ディズニーの100年の歴史が詰まっている。
「人民網日本語版」2015年5月18日
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