民用航空局は26日、「2014年全国民間航空便運行效率報告」を発表。近年、民用航空の便数が日に日に増加している一方で、2014年の定時運航率は68.37%と、低下していることが分かった。1年のうち、定時運航率が最も高いのは3月。一方、最も低いのは7月と8月だった。人民日報が報じた。
同報告によると、14年、中国の都市と都市を結ぶ国内線の飛行距離は400-1800キロに集中。年間の便数の約82%を占めていた。離着陸した便数は750万便に達し、1日当たりの平均便数は1万便を超えた。うち、便数が最も多い期間は、夏休みの帰省・旅行ラッシュに伴う運行体制が敷かれる7 月1日から8月31日までの期間と、春節(旧正月)の前の15日から後25日頃までの期間。1日では、午前7時から夜10時までの15時間に集中している。11年以降、各航空会社の燃費は年々向上している。
欧米では、最も混雑しているルートでも、1日当たりの使用数が400便以内であるのに対し、中国は14年、500便を超えたルートが13ルートあり、最も混雑しているルートは、1日平均1100便以上が使用していた。
14年、中国で最も混雑していた空港は、北京首都国際空港、上海浦東国際空港、上海虹橋国際空港、広州白雲国際空港、深セン宝安国際空港。午前7時から夜10時までの15時間、北京首都国際空港、上海虹橋国際空港、広州白雲国際空港、深セン宝安国際空港、成都双流国際空港、重慶江北国際空港で離着陸している1時間当たりの便数は、民用航空局が発表している基準を超えており、空港や管理会社は毎日長時間過負荷状態にある。
14年、便数の増加率が最高だったのは、新疆維吾爾(ウイグル)自治区で16%以上。東北地方や西北地方も12%以上だった。華北(中国北部)、華東(中国東部)、中南(中国南部中央)地域の便数は飽和状態で、増加の余地がない状態となっている。
関連の部門のサポートを背景に、目的地に向かう際、直線距離に近い臨時ルートを使用することで、燃料の節約や排出される二酸化炭素の削減につながっている。
同報告によると、空上のルートや地上の資源の不足が深刻化する中、離着陸した便数は06年の340万便から14年には130%増の750万に増加。年間平均増加率は10.8%に達している。一方、定時運航率は年間平均1.46%低下し、14年には、遅延時間が30分以内だった便の割合が36.09%に達した。遅延時間が4時間以上の便も2.88%あった。欠航や引き返し、目的地外着陸なども2.76%あった。14年、定時運航率が高かった航空会社トップ3は、上から順に中国国際航空、中国南方航空、四川航空だった。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年5月27日
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