1日午後9時28分(日本時間午後10時28分)、江蘇省南京市から重慶市に向かっていた客船「東方之星」が、湖北省荊州市監利県を流れる長江で竜巻にあおられ沈没した。長江航務管理局によると、船に乗っていたのは、中国人旅行客406人のほか、旅行会社の関係者5人、乗員47人の計458人。現在、長江沿いの地方政府が救出された人の身元確認を行っている。中国中央テレビ(CCTV)が伝えた。
現地メディアによると、客船は長江の監利県区間を航行中に突然竜巻にあおられて転覆、乗っていた400人あまりが川に投げ出されたという。長江の航路・海事部門が救出活動を続けており、これまでに船長・機関長を含む30人あまりが救出された。
「東方之星」は、重慶東方輪船公司の保有する豪華客船。同社は1967年に設立され、三峡など長江の観光ルートで長期にわたり客船を運営している。
中国天気網のデータによると、2日深夜4時の時点で、事故現場となった湖北省荊州市監利県の過去24時間降水量は150.6ミリに達している。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年6月2日
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