「紙の月」
監督:吉田大八
主演:宮沢理恵、池松壮亮
見所:第27回東京国際映画祭で主演女優賞、観客賞の2部門を受賞
「桐島、部活やめるってよ」(13)で第36回日本アカデミー賞最優秀監督賞、最優秀作品賞などさまざまな映画賞を獲得した新鋭監督吉田大八は、本作では、舞台を学園から金融界に変え、人間性とお金の関係性を暴き出した。映画は、銀行で契約社員として働く平凡な主婦が冷え切った夫婦関係から大学生と不倫の恋に落ち、若い恋人を喜ばせるため、定期預金証書を偽造し、銀行のお金を着服して巨額のお金を使う生活から抜けられなくなる様を描いている。宮沢りえは、劇中で成熟した女性の色気と老練な演技を見せ、第27回東京国際映画祭の主演女優賞に輝いたほか、国内のさまざまな映画賞を総なめにした。(編集MZ)
「人民網日本語版」より 2015年6月8日
|