北京市「十三五(第13次五カ年計画(2016-2020年)」事業計画担当指導チーム弁公室からの委託を受け、北京中観経済調査有限公司がこのほど実施した「環境編」アンケート調査の結果、「今後5年以内に最も解決を望む生態環境問題について、回答者の9割以上が「大気汚染」を挙げたことが判明した。また、「大気汚染問題の解決には、まず、自動車による排気ガスのコントロールが必要」と答えた人は6割を上回った。新京報が伝えた。
「環境編」アンケートでは「環境汚染をいかに管理するか」「環境にやさしい居住環境を構築し、環境にやさしい行為を普及させていく方法」など、今後5年以内に住民が最も解決を望んでいる環境問題が、主なテーマとなった。同調査では、計6617件の有効回答が得られた。
「今後5年以内に、あなたが最も解決を望む生態環境問題は何ですか」という調査項目では、回答者の94.2%が「大気汚染」と答えた。これは、今回の調査における最高の数字だった。そのほか、改善を望む生態環境問題として挙げられたのは、順次、水質汚染(55.1%)、ゴミ汚染(43.1%)、粉塵汚染 (28.3%)、土壌汚染(18.1%)、騒音汚染(14.5%)、緑地破壊汚染(6.5%)だった。
大気汚染の改善においてまずすべきことについて、多くの人が「自動車の排ガス抑制」を挙げた。「クリーン大気実現のための有効策として何が考えられるか」との質問に対する答えは、「自動車の排ガスを抑制する(66.2%)」が最も多く、「重度汚染企業の閉鎖・操業停止(49.4%)」「都市における緑地の増加(39.1%)」「石炭燃焼によるCO2排出量を削減し、代わりにクリーンエネルギーを利用する(27.9%)」が続いた。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年6月29日
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