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食生活が変化した中国、成人の3割が過体重に

 

近年、中国人のライフスタイルが変わり、個人のエネルギー摂取量と消費量にアンバランスが生じることから、肥満の問題が顕在化している。中国国家衛生・計画出産委員会が発表した情報によると、18歳以上の成人の3割が過体重だ。中国新聞社が伝えた。

これは「国民の栄養状態と慢性疾患に関わる現状報告」の中で発表されたこのデータ。18歳以上の成人の30.1%が過体重、11.9%が肥満で、6歳から17歳の学齢期の青少年では9.6%が過体重、6.4%が肥満だという。

中国人の平均摂取カロリーは1日当たり2172キロカロリー。脂質・タンパク質・炭水化物の三大栄養素の摂取量はすでに十分なものとなっている。しかし、全体的に改善した食生活の中で目立ったのが脂質の摂取量だ。野菜や果物類の摂取量が減少し、ビタミンや鉄分・カルシウム不足が進む一方、この10年で脂質の多い食事が増え、国民の肥満傾向につながっていると考えられる。(提供/レコードチャイナ・編集/SC)

「人民網日本語版」2015年7月9日

 

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