米誌「フォーブス」が7日、「2015年中国ぜいたく品青写真」と題する記事を掲載し、中国の消費者に関する8つの「事実」をまとめている。中国に進出し成功を収めたいと思っているブランドは必見だ。
1.想像より若い。西洋のぜいたく品消費者と違い、中国のぜいたく品消費者は若く、平均年齢33.1歳。80%以上が25-44歳だ。
2.想像しているほどのお金持ちではない。中国のぜいたく品消費者の平均年収は1世帯当たり8万3361ドル(約1000万円)。米国では、高級車の所有者の年収は平均9万9364ドル(約1192万円)だ。
3.ほとんどが既婚者で子供がいる。既婚者が全体の82%を占め、18歳以下の子供がいる人が65%を占めている。
4.スマホ族。中国の消費者の98%がスマホを持っている。これは驚く数字。また、西洋人よりも、スマホを使ってショッピングするのが好きだ。
5.みんな微信(WeChat)を使っている。中国で使われているSNSは、米国の主流と異なる。中国の消費者の90%が微信を使っている。一方、西洋のぜいたくブランドのうち、微信のアカウントを立ち上げているのは39%にとどまっている。
6.中国語のブランド名が好き。中国市場で成功を収めたいのなら、中国名が必要だ。各ブランドの中国語名での検索量は、公式の英語名より13%多い。
7.実店舗で買うのが好き。中国におけるぜいたく品の67%、中国人の海外におけるぜいたく品の54%が、いずれも実店舗で購入されている。
8.支付宝が重要な決済手段。決済で最も多いのはクレジットカードとデビットカード・銀聯カード。しかし、第三者決済サービスのシェアも拡大を続けている。昨年、中国のぜいたく品購入者の40%が第三者決済・支付宝で決済した。
この30年の間に、ブランドのマーク3種類しか知らなかった中国の消費者は、今では20種類近く知るようになっている。今年、海外旅行に出かける中国人は1億人に達する見込み。つまり、西洋の消費者が知っていることは、中国の消費も知っているということだ。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年7月10日
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