「三峡の門」と呼ばれる湖北省宜昌市の100名の児童が7月12日午前、現地の書院に集まり、「高山流水」などの琴の音が流れる中、伝統的な漢服の身に着け「開筆礼」(字を習い始める時に行う中国の伝統的な儀式)に参加し、中国伝統文化の継承と発展を図った。「開筆礼」の席上、冠と正装で孔子像に敬意を表し、おでこに赤い点を描くことで知恵を開き、太鼓で志しを表わし、啓蒙文を書き写し、親や先生に感謝の意を表すなど一連の儀式を行なった。続いて、子供たちは一斉に「弟子規」を読み上げ、父母らに向けて「敬茶礼」(感謝の気持ちを込めてお茶を注ぐ伝統儀式)を行ない、育ててくれたことへの感謝を表した。「開筆礼」は中国の伝統文化の中において小さな子供が字を習い始める時に行う儀式の、教育啓蒙形式の一つだ。昔の時代、「開筆礼」は非常に盛大で厳かな儀式で、各児童にとって大きな意味をもっており、人生の四大儀式の一つだった。(編集JK)
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