北京の故宮博物院の単霽翔院長は11日、広東省陽江市で開催された文化イベントに参加し、故宮で積み重ねられてきた歴史と文化を紹介すると同時に、「あと5年で、故宮は600歳になる。壮大で美しい故宮の文化遺産を保護し、完全な形で次の600年にバトンタッチしたい」と強調した。光明網が報じた。
中国の歴史を伝える大量の貴重文化財
世界でも有名な観光スポットである故宮は、世界で来場者が最も多い博物館でもある。単院長は、「他にはない故宮の文化資源がその主な原因。中国政府が貴重な文化財に指定している文化財が401万点あり、うち41.98%を占める168万点を故宮博物院が保管している。世界の多くの博物館の保存されている文化財は『ピラミッド型』の構造で、貴重な文化財の割合が低い。一方、故宮博物院の文化財は、『逆ピラミッド型』で、貴重な文化財が全体の93.2%を占めている」と紹介した。
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