文・写真=張雪
「抗日戦争中の外国の友人」写真展が7月15日、北京で始まった。中国で侵略者と戦う外国の友人39人の姿を記録した160枚の写真が展示され、国内外から多くの観衆を引き寄せた。
今年は世界反ファシズム戦争・抗日戦争勝利70周年に当たる。中国抗日戦争の体験者で、今年100歳になる北京外国語大学のイザベル教授が会場に姿を現すと、大きな拍手が湧き起こった。
田雁・北京市対外人民友好協会常務副会長は「多くの外国の友人は70年以上前にはるばる海を渡って中国に来た」と話す。彼らは中国を第二の故郷と見なし、抗戦支援を自らの職責とし、中国の人々と共に世界反ファシズム戦争で重要な役割を果たした。
カナダのノーマン・べチューン、米国のジョージ・ハテム、旧ソ連のアンドレ・アロフをはじめとする各国の医師は銃弾砲火を冒し、戦地の手術室を守り抜き、無数の中国人の命を救った。米国の記者エドガー・スノー、アグネス・スメドレー、イスラエル・エプスタイン、ドイツの記者ハンス・シッペは困難を乗り越えて延安や抗日根拠地を訪れ、中国の軍隊と民衆の抗戦状況をありのまま報道し、日本の侵略者の残虐行為を暴き、国内外に大きな影響を及ぼした。ドイツ出身のジョン・ラーベはナチス党員の地位を利用し、知恵と勇気で日本軍と戦い、中国の難民のために国際的な援助を呼びかけた。日本軍の暴行500件余りを記録したラーべの日記は世界的に知られている。
甄建国・中国国際友人研究会副会長は「平和を愛する日本人を含め、欧州や米国、オーストラリアなどの世界の人々が皆、中国人と一緒に戦った」と述べた。甄副会長はまた、日本の野坂参三は1940年に反戦同盟を創設し、華北地域の日本人の反戦パワーを結集したと説明した。
戦争終結から70年が過ぎようとしているが、抗日戦争や世界反ファシズム戦争において、肌の色や民族、国籍の異なる外国の友人が果たした多大な貢献は今も人々の心に残っている。
人民中国インターネット版 2015年7月17日
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