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映画「南京!南京!」 「ニコニコ動画」で配信へ

 

 

日本最大の動画共有サイト「ニコニコ動画」は7-8月、歴史問題などを扱うドキュメンタリーを中心とした世界中の映像作品を配信する「ニコニコドキュメンタリー」を行う。中国の陸川(ルー・チューアン)監督が旗を振った「南京!南京!」やドキュメンタリー「靖国 YASUKUNI」、「1937 南京記憶」などの作品も次々と配信される。そのうち、「靖国 YASUKUNI」は日本で数多くの妨害を受けて、ようやく延期して公開された。ほかの2作品はこれまで日本の映画館やテレビで公開されていない。人民網が報じた。

「ニコニコ動画」を共同運営するドワンゴとニワンゴは15日、記者会見を開催し、7月末から、歴史問題を扱ったドキュメンタリーや映画、映像作品を配信することを発表した。第1弾として、 7月30日には、国際的な第三者の視点から日韓の従軍慰安婦、領土問題などを描いたオリジナルドキュメンタリー作品「タイズ・ザット・バインド -ジャパン・アンド・コリア‐」を配信する。同作品はIT関連企業ドワンゴが企画し、英国のBlakeway Productionsが製作した。

中国の陸川(ルー・チューアン)監督が旗を振った「南京!南京!」は、2009年に中国で公開され大きな話題となった。ただ、南京大虐殺をテーマとしているため、日本では2011年8月21日に一日限りの上映が行われただけで、映画館での上映やテレビでの放送は行われていない。同映画も、8月18日に、「ニコニコ動画」で配信される。

中国の李纓監督が1997年から10年にわたって靖国神社を取材したドキュメンタリー「靖国 YASUKUNI」が8月15日に、中国系アメリカ人女性ジャーナリスト・張純如( アイリス・チャン)の著作を原作としたドキュメンタリー「1937 南京記憶」が8月24日にそれぞれ配信される。「靖国」は2007年12月、東京都内でマスコミ試写が行われた直後、日本の右翼に「反日映画」と呼ばれ、日本での上映は数多くの妨害に遭った。

両社は、歴史問題関連のドキュメンタリーや映画を配信することについて、「日本ではネット上でしか配信できないものの刺激的な作品を通して、多くの人に関連の問題に注目してもらい、『真相を知りたい』と思っているネットユーザーの必要を満たすため」と説明している。

 15日、集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法案が、自民党が野党の反対を押し切る形で、衆議院の特別委員会で採決された。ドワンゴ代表取締役会長の川上量生氏は「新コンテンツ発表の日が政治的に大きな決定の日になったのは皮肉なこと」と語った。

また、「アジアの国で反日ドラマ・反日映画が公開されていると聞くが、実際にそれがどんなものなのか、見た人はほとんどいないと思う。じゃあ見てみようじゃないか、地上波には出ないようなものが沢山あるんじゃないかと思った」と意気込みを語った。 (編集KN)

 

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