中国株式市場の3週間に渡る下落の後、世界の著名格付機関はA株市場に期待感を示し、株価下落が終了したばかりか、全体的に見て中国経済に深刻な影響を及ぼしていないと判断した。17日付でRIAノーボスチが報じた。
「株式市場の危機は中国経済に不可避の損失をもたらしておらず、中国の経済成長がこれによって減速することはない」と、フィッチとムーディーズが一致した見方を示した。フィッチによると、中国の銀行は株式市場に巨額の投資を行っていない。そのため金融システムと、金融システムに依存する実体経済が、災いを免れたというのだ。
ムーディーズは政府の市場救済措置を高く評価し、中国にこの不利な状況に対処する能力があるとした。株式市場への資本注入、証券会社の投げ売りの禁止、その他の市場的・非市場的措置が功を奏したという。「消費支出、雇用、プロジェクト投資に深刻な問題は生じない」とムーディーズが見ている。
先般、中国が上半期の国内総生産(GDP)の統計データを発表した。GDP成長率が予想を上回り、かつ下半期にさらに上昇する見通しだ。フィッチ、ムーディーズ、その他の機関は、データが正確であると信じている。「中国政府がGDP成長率を過大評価しているという説には根拠がない」と表明した。
ネット通販が台頭し、新たな高速鉄道の建設が続けられている。中国経済は需要に応じ、一般的な生産から現代化・多様化された革新的な生産にモデルチェンジしている。
チャイナネットより2015年7月20日
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